今年度本格始動した仙台大学女子駅伝ブロックが９月初めてレースに出場しました。仙台を舞台に大学女子日本一を決める杜の都駅伝を目指したチームの一日を取材しました。

９月、名取市で大学日本一を決める全日本大学女子駅伝「杜の都女子駅伝」の東北代表を決める選考会が行われました。出場チームの一つ仙台大学陸上部女子駅伝ブロック。仙台大にとってこの日は特別な日でした。

川中敏也 コーチ
「やっぱりなかなか、タスキって重いですからね。」

仙台大女子駅伝ブロックは、杜の都女子駅伝出場を目指し２０２１年発足しました。しかし、選手数が足りずこの２年間は予選会への出場すら叶いませんでした。

大学ＯＢでもある川中敏也コーチ。２年前、駅伝ブロックのコーチ就任を打診されると勤務していた大阪の市役所を退職しやってきました。

川中敏也 コーチ
「これを受けないと仙台大女子駅伝の道が閉ざされるというのがあった」

しかし、駅伝実績のない仙台大とあって選手集めで苦労した川中コーチ。それでも誠意を込めたスカウトが実を結び今年度、晴れて新入生５人が加入。ようやく杜の都駅伝への挑戦資格を手にしたのです。
選考会当日、川中…